この「民法への招待」のスライドは、私が、カンボジアの学生に民法を学んでもらうために作成した資料です。私が、日本語で作成し、JICAカンボジア民法、民事訴訟法運用改善プロジェクトのクイエンさんがクメール語に翻訳してくれました。 今回、民法の最も基本的な部分を学ぶための資料として、日本語版をアップしていきたいと思います。

この「民法への招待」のスライドは、池田真朗先生の『民法への招待』(税務経理協会)をベースに作成しました。民法の入門書は、たくさんあります。それたたくさんの民法の入門書の中で、私が、この本をベースにスライドを作ろうと思った理由は、カンボジア人にとって『民法への招待』は特別な本だと思うからです。

『民法への招待』は、日本のボランティア団体である「日本・カンボジア法律家の会」によって、クメール語に翻訳されました。約10年前、『民法への招待』(クメール語版)が完成し、その後、多くのカンボジア人学生が、この本をクメール語で読んで学習してきました。

『民法への招待』(クメール語版)は、以下のウェブサイトからダウンロードできます。

http://masaoikeda.com/main/downloads.html

皆さんは、意外に思うかもしれませんが、カンボジアで民法が適用されたのは、2011年12月21日なのです(民法の成立は2007年でした)。 つい最近です。
『民法への招待』(クメール語版)は、2008年に翻訳が終了しています。
カンボジアの学生は、カンボジア民法が適用される前から、『民法への招待』(クメール語版)で民法を学習することができたのです。

また、カンボジアでは、日本のように民法の解説書がたくさん出版されているわけではありません。

このような状況の中、私は、カンボジアの学生に『民法への招待』(クメール語版)を使って民法を学んで欲しい。

そのように思い、私は、『民法への招待』の重要と思われる部分に関して説明し、『民法への招待』(クメール語版)を紹介するためのスライドを作ったのです。

このスライドは、カンボジアのボパール弁護士とポリー弁護士が主催する「Contribution of Law」という団体で、カンボジア人学生に講義をするときに使いました。

なお、『民法への招待』のクメール語訳作成の経緯については、池田真朗先生の「カンボジア人学生からの手紙」をご覧ください。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/34371